【食品科学科】『市長とのふれあいミーティング』に参加しました

 2月19日(水)、本校食品科学科の3年生が、出雲市役所で飯塚市長様と面会し、「課題研究」で2年間取り組んだ地域との協働について意見交換しました。研究班は、板垣さわ・伊藤南月・原千夏・三原亜沙美・山田愛佳・渡邉美桜(敬称略)の6名です。

 研究を始めたきっかけは、2年次に東神西町の米農家でもある伊藤菜園(代表 伊藤 浩)様より、「米粉を使った商品を開発して欲しい」との依頼があったことに端を発しています。

 それをヒントに、「みんなに愛される商品を!~そば・米・大豆を使って~」という大目標を設定し、以下の小目標を設けました。

(1)出雲の特産品の1つ「そば」の麺以外の活用方法を広める。

(2)年々減少する「米」の消費量回復を図り、米農家の悩みを解消する。

(3)タンパク質ほか栄養成分豊富な「大豆」を活用し、苦手な人を減らす。

 それから、2年間の「課題研究」を通して、地元特産品の知名度向上および米農家の「米の利活用拡大」という切実な願いに問題意識を持ち、特産品入り菓子と米の新たな活用を目的として、商品開発と広報・啓発に取り組みました。

 研究活動のまとめの段階では、3年次の夏休みに伊藤菜園様とJA様を本校に招いて開発商品を披露し、11月の農業祭において研究内容を模造紙にまとめた展示と抹茶・きな粉・そば風味の3つの米粉シフォンケーキを販売し、今回標記の会で市長様に米粉シフォンケーキ・米粉タルト・米粉キッシュを試食していただきながら、研究内容のレシピ提供とプレゼンテーションを行いました。

研究成果のプレゼンテーションを開始

市長様、伊藤菜園様、JA様に生徒が解説

そば・米・大豆の特徴を説明する6名

 

 

 

 

 

 

 

 

 意見交換会では、生徒が考案した開発商品やプレゼンテーションに高い評価をいただき、米や野菜農家の後継者問題や販売促進にとって本校生徒たちの取組が期待される一方、開発商品が市販化されるための課題や、生徒が卒業した後の継続研究のあり方などが話し合われました。

 

試食会と意見交換会前に自己紹介

開発商品の試食をしながら意見交換する

飯塚市長様・伊藤菜園様・JA様と記念撮影

 

 

 

 

 

 

 

 

 様々な課題を解決する上で、市内の菓子製造業者や販売業者への働きかけも必要であるが、何より出雲市・伊藤菜園様・JA様より、それぞれから可能なご協力をいただける力強い言葉を聞いて、生徒たちは自信を深めました。(文責:立花)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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