食品科学科概要
食材や微生物を活用した食品製造と豊かな食生活の実現をめざす学科
-
いろんな食品の作り方や栄養・分析について学びたい・・・
-
加工・流通・販売の六次産業について学びたい・・・
そんな希望を抱いている生徒が学ぶ学科
- また、
- ”なぜパンはふくれるの?
- ”どうやって豆腐はかたまるの?”
- ”ニーズに合った商品開発を行うにはどうしたら良いの?” など
食品に関する疑問や興味がある生徒が学ぶ学科
将来こんな職業を考えている生徒の皆さんへ
- 管理栄養士
- 調理師
- パン職人
- 菓子職人
- 食品製造業者
- 食品流通業
食品科学科の学科理念
出雲地方の伝統的食文化の伝承。
特色を活かした新たな食文化の創造と環境づくり。
食品加工が確実にできるよう反復しながら、地域特産品を利用した新しい加工食品の開発・研究を通して、起業家精神や実践力を育成し、将来を担う農業人の育成をめざします。
『農業と環境』の学習について
1年生では農業への入門編として『農業と環境』という科目を学びます。
ここでは、スイートコーンやハクサイの栽培から漬け物加工まで体験し、家庭でできるパン・菓子作りに挑戦します。
『食品製造』の学習について
- 野菜類と果実類の食品加工の原理および食品製造方法の基礎的な知識や技術を学習します。
- また、原材料の選択と処理、食品の加工とその操作、製造用機械・器具の取扱いに関する基礎的な知識や技術も学習します。
- さらに、食品の衛生管理やHACCPなどに関する学習を通して知識を身につけ、消費者の方々に安全・安心な食品を届けようとする能力と態度を育てます。
『食品化学』の学習について
- 身近な食品と原材料に関する具体的な事例を通して、主な食品の成分、栄養、性質に関する基礎的な知識を習得します。
- 食品や原材料の成分に関する実験・実習を通して、主な定性分析方法の原理を理解し、食品製造の改善に応用する実践力を育てます。
- 食品中の主要栄養成分の定量分析に関する技術や分析機器の操作に関する技術を身につけ、身近な食品を試料とした分析実験をします。
『食品微生物』の学習について
- 微生物の形態と生理についての体験的・探究的な学習を通して、微生物の増殖と環境条件に関する基礎的な知識と技術を習得します。
- 微生物の分離と培養に関する学習を通し、微生物実験の適切な基本操作が行える能力や態度を育てます。
- 発酵食品の製造に関わる食品の保存やアルコール発酵、微生物の酵素に関する知識を身につけ、微生物の有効的な活用方法について学習します。
『農業と情報』の学習について
- 食品科学科の特色やコース目標に応じて、情報化に対応した専門学習を進めるために、コンピュータの操作、既存ソフトウェアの利用、システム設計の基礎などの基本的な情報活用能力を身につけます。
- また、情報の学習を進める中で、情報の集め方、整理・加工の方法、高次の情報を創造する方法、情報の効果的な表現方法などの知識や技術を習得します。
- さらに、実際の生活や専門学習の中で課題を発見し、解決していくために活用できる能力を身につけます。
『課題研究』の学習について
自ら考え、自ら学び、自ら行動する学習です。
まずは、情報収集から
興味・関心を持ったことの情報収集を行います。
このときは、自分専用ノートの作成し、整理や記録を行っていきます。
次に課題を設定します。
農業のかかえている問題点や地域農業の現状を知ることから始まります。
さらには技術、文化の継承・伝承についても調べます。
そして、学校や周辺地域へのPR活動について考えます。
最後に地域貢献・持続可能な開発へとつながるようにしていきます。
そして課題の設定理由を明確にしていきます。
現状の問題点や改善すべき点を次々に提案していきます。
このとき、課題に取り組む期間を無理なく設定しましょう。
計画を立て、実施していきます。
計画に従い、継続して観察・調査・研究をおこないます。
自分専用ノートの作成し、整理や記録を忘れずに
全ての活動が終わったらまとめ・発表・反省・評価を行います。
中学生の皆さんへ
食品科学科は、「食品加工コース」「食品栄養コース」の2つのコースがあります。それぞれのコースでより専門的な学習を行います。
食品科学科が求めている生徒像は以下のとおりです。
- 食品に興味関心のある人
- 実験・実習など体験活動を実践できる人
- 食品を加工したり、栄養を分析したり、原材料を育てる活動を継続できる人
- 農と食を通しての地域貢献に興味があり、実践的活動を継続してできる人