動物科学科:産業動物コース

家畜飼育を通して人の命を育む『食』を生産し『生命』について知るコース

産業動物コースでは、産業動物(家畜)の合理的な飼養管理および生産性向上と地域に貢献できる畜産加工技術について基礎的な知識と技術を習得します。また動物飼育実習・畜産加工実習を学習することで賢明な生産者・消費者となる知識を習得します。

産業動物コースの学習の中心

畜産家畜の飼育について、体験的、継続的な飼育活動と観察、実験、調査、記録などの学習活動を通して生理生態的特性や飼育環境と家畜の生育との相互関係を理解し、牛の品種や体重別に飼料の種類や給与方法を考えて管理する能力と態度を身につけることができる科目です。また牛の飼養管理や地域の抱える問題の産業廃棄物処理および飼料作物の栽培と利用の学習を通して、経営管理の必要性と消費者ニーズについて理解し、畜産経営に応用できる能力を身につけることができます。

食品製造食品製造技術の進歩および食品製造の役割と課題について感心を持たせ、食品製造の課題を探求しようとする実践的な態度を身につけることができます。また多くの製造実習を取り入れ、乳製品、肉製品をはじめとする各種加工品の製造に応用できる体系的な知識と技術を身につけることができます。この授業でヨーグルトやハムの原料生産から製造工程までを学ぶことができます。

産業動物コースと2つの専攻

産業動物コースには2つの専攻があります。
1年間動物科学科の基礎を学び、2年生になるとこれまで学習してきたことをさらに深化させるために「大動物」専攻と「畜産加工」専攻に分かれて課題研究をおこないます。

最近の課題研究の内容

近年は産業廃棄物を利用したり、地域の企業と共同研究・開発をしたり、地域の問題点を解決しようとする内容が多く、地域貢献を目指しています。

大動物専攻

  • しまね和牛の品質向上を目指して!
  • 全日本ホルスタイン共進会に向けて~乳牛の強化哺育~

 

畜産加工専攻

  • 米ぬかゆずアイスの製造~未利用資源の活用を目指して~
  • 獣肉を使ったソーセージを作ろう!
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  • 出農チーズプロジェクト~カマンベールチーズの商品化を目指して~

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