【動物科学科】牛の採卵・移植実習をおこないました!

 7月4日(木)、動物科学科3年生を対象に牛の採卵・移植実習をおこないました。
 島根県畜産技術センターから2名が来校され、採卵の方法や受精卵の形態、移植について説明を受けながら見学しました。

 今回の供卵(ドナー)牛は「すずらん」です。「すずらん」は第12回全国和牛能力共進会で優秀な成績をおさめた本校の繁殖雌牛です。「すずらん」には、多くの卵子が排卵されるよう過剰排卵処理をおこない、「暁之藤」の精液を人工授精しました。人工授精から約7日後の今回、採卵できた受精卵は29個でした。そのうち、22個が正常に発生しており、この受精卵を受卵(レシピエント)牛である本校の乳牛4頭に移植しました。

 生徒たちは興味津々で見学しており、『子宮を見ながら移植はできないので、手の感覚だけで正確に移植しておられてすごいと感じた。』『採卵から移植まで初めて見たけど、畜産をしていくうえで欠かせないすごい技術だと改めて思った。』『私も将来、人工授精や受精卵移植の資格を取れるよう頑張りたい。』といった感想を述べていました。

 今回、移植した受精卵がお腹の中でしっかり育ち、元気な子牛が生まれてくることを期待しています。

 

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