【食品科学科】ドイツ研修について報告します

 8月20日から3泊5日のスケジュールで、ドイツのケルン・ベルリンで研修を行いました。昨年度国際規格であるGLOBAL G.A.P認証を『ぶどう』で取得し、GAP発祥の地である欧州において、その優位性を検証する目的で研修を企画しました。


①GLOBAL G.A.P FoodPULS本部(8月21日)

 本校で昨年度取り組んだGAP教育に関するプレゼンテーションをさせていただきました。本部からは最高経営責任者である Kristian Moeller 様 と職員の方々に対応していただきました。生徒による英語でのプレゼンでは、現在の取組から今後の展望まで、流暢な発音で発表してくれました。

①FoodPLUS(8月21日) 自己紹介 ①FoodPLUS(8月21日)生徒によるプレゼン (1)  ①FoodPLUS(8月21日)集合写真


②Hamberger GroBmarkt(8月22日)

 Hamberger GroBmarktではドイツ国内だけでなく、世界各国から農産物・畜産物・水産物・その他加工品を取り扱っている卸売市場です。

 案内していただいた Aiko Karaschewitz 様 も、本施設で日本の商品を取り扱う機会が少なく、試食していただいたシャインマスカットを食べるのは生まれて初めてだと説明されました。Hamberger GroBmarkt では生産物の品質を重要視されており、安全安心なモノ作りのGAP認証のニーズを確認出来ました。

②Hamberger Gro-markt Berlin GmbH(8月22日) 施設内の視察 (1) ②Hamberger Gro-markt Berlin GmbH(8月22日) 施設内の視察 (2)


③Dubenkropp Pralinen & Schokoladen(8月22日)

 オーナー兼ショコラティエである Sabine Dubenkropp 様 はドイツの国内大会で優勝 し、 “German Chocolate Master” を獲得するなど、チョコレート関係者から一目置かれている職人です。今回は加工面から日本ブドウを評価していただきました。

 果物を加工する上で、味だけでなく見た目も重要と説明され、本校ブドウのように形がそろっている物は加工に向いていると言われました。

③Dubenkropp Pralinen & Schokoladen(8月22日)外観 ③Dubenkropp Pralinen & Schokoladen(8月22日)意見交換会 (1)


④Markthalle Neun(8月22日)

 Markthalle Neunは毎日営業しており、週末には新鮮な農産物を購入することができます。今回訪れた木曜日には「ストリートフード」というイベントが行われ、世界中の食べ物が集まり、多くの方で賑わっていました。

 1区画場所をお借りし、一般消費者を対象としたブドウの試食調査を行いました。味の評価は80%以上の方が『Very Delicious』と高い評価をいただき、改めて日本の品質の高さを確認することができました。

④Markthalle Neun(8月22日) 施設の説明 (3) ④Markthalle Neun(8月22日)試食調査  (1)


 今回はJAしまね・耕魂会・農林水産省等関係機関よりたくさんのご支援をいただき、ドイツでの海外研修を実施することが出来ました。2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックでの活動(食材提供等)にも繋がるよう、邁進して参ります。

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