植物科学科:園芸装飾コース
園芸装飾コースは美しいものを育てることで心が豊かになるコース
園芸装飾コースでは、草花の特性や栽培環境および経営管理や商品に関する知識や技術を習得します。また、植物バイオテクノロジーに関する基礎的な知識の習得も行います。さらに、植物を活用することで園芸デザインに必要な知識や技術も習得します。
園芸装飾コースの学習の中心
草花
草花の種類や栽培方法はもちろん、植物の活用方法も学んでいます。実習ではおもにシクラメン(鉢花)の栽培を中心に学習をします。出農では季節ごとにたくさんの草花を栽培しています。種をまくことから始め、植え替え・水やりまで面倒を見ます。春や秋には苗もの(パンジー・ビオラ・サルビアなど)栽培も行っています。地域花壇の植栽にも出かけます。幼稚園・小学校・中学校の卒業式にも花を提供しています。
フラワーデザイン
草花のデザイン・造形・色彩などの基礎知識を学びます。コサージュ、ブーケ、アレンジメントなどの実習も行います。フラワーデザインに必要な知識と技術を学習します。
出農の卒業式で卒業生がつけているコサージュは植物科学科2年生からの贈りものです。
植物バイオテクノロジー
培地(土の代わりに、生育に必要な栄養状態を科学的に整えたもの)の作成や無菌操作の基礎技術を習得します。また、実習では地域特産品の培養実験に取り組んでいます。さらに、生徒の自主的な活動としてプロジェクト学習にも取り組んでいます。育成した培養植物は順化温室を活用して苗生産に結びつけています。海岸や里山を守る環境保全活動へも応用しています。
園芸装飾コースと2つの専攻
園芸装飾コースには2つの専攻があります。
3年生になるとこれまで学習してきたことをさらに深化させるために「草花専攻」と「植物バイオテクノロジー専攻」に分かれて課題研究をおこないます。
最近の課題研究の内容
草花専攻
- ポインセチアの摘心による生育の違い
- ガルビネアの普及拡大とわい化剤の効果
- 農業祭でガーデンシクラメンを販売しよう!
- コスモスを利用した寄せ植え鉢を農業祭で販売しよう
植物バイオテクノロジー専攻
- イズモコバイモ再生プロジェクト
- 地域貢献 Vol.7
ハマボウフウで縁結び~固有種の確立・保護、特産品化~
これまでの課題研究の取り組み
草花専攻
- 鉢素材の違いがミニシクラメンの生育に及ぼす影響
- 用土の違いがパンジー・ビオラの生育に及ぼす影響
- わい化剤がハボタンに及ぼす影響~ミニミニハボタンの栽培~
- わい化剤がリーガースベゴニアの生育に及ぼす影響
- ポインセチアにおけるわい化剤の施用が生育と商品価値に及ぼす影響
- わい化剤の処理時期がハボタンの生育に及ぼす影響
- 土の配合割合がキンギョソウの生育に及ぼす影響
- シャコバサボテンの短日処理による開花期の調査
- ピンクや黄色のポインセチアを農業祭で販売しよう
- 薬品処理による青い花弁のシクラメン栽培
- コンパクトな木立ベゴニアを作ってみよう!
- 鉢物用秋ギクの播種時期とわい化処理が生育に及ぼす影響
- ポインセチアの新品種ウインターローズを出農へ導入しよう
植物バイオテクノロジー専攻
- 希少植物の保護~ハマボウフウの自生地復元と園芸化利用~
- 地域支援事業“水フキの大量増殖と西浜いものウイルスフリー苗の作出”
- 希少植物の保護~ハマボウフウの大量増殖と二つの浜の自生地の復元~
- インビトロフラワーを咲かせよう~販売促進に向けて~
- 地域貢献事業
ハマボウフウで救え、緑の海岸 No.7~二つの浜での増殖と特産品化計画~
園芸装飾コース